quinta-feira, 5 de novembro de 2009

15.人種改良と体質改造を

 人間と云う生物は案外迂濶なもので、他の動植物に対しては、随分思い切った改良を加え、新しい優秀な品種を作出し、その特徴を高揚して来たにかかわらず、肝腎の人間自身の問題には頗る狭い考え方で、排他的や、純血至上思想や、人間冒涜感等、因習・道徳・宗教観に捉われ、罪悪の様に惧れ、たまたまそれを採り上げて研究し、発表された著述等も、歴史的民族変遷史や、学説・理論に止まり、人為的積極的に、実際に応用一般化されたのものは、未だ微温的な優勢法に止まり、基本的改良は殆どないようで、ただ生物退化現象を真理とする、意識的又は無意識的退化防止的婚姻法や、崇高本能の自然的欲求や、移住や民族混棲等、環境的な原因から、無理論的な改良にまかされて、そうやく現状を維持しつつあり、劣悪体質・低知能に、自他共に苦しみ、進化向上の跡見るべきものがありません。
 ここに於て、私は遺伝繁殖学的、及び人為的、自然環境変異理論を基礎とした、計画的積極的人種改良を、急速に且つ現状に即して、理論と実際を結び付けた方法にて、実施せんとするものです。

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