日や時間を定めておくと、一々日取りの打ち合わせをしたり、通知を出す必要もなく、年中の日程が組み易く、会の日を忘れなくなり、又他の研鑽会にも出席したり、他地区からの参加にも都合がよく、後に度々変更しないよう、支障のない日を選定します。
幸福研鑽会は立ち話や、中腰では、店を拡げたばかりで、結論が出難いようですから、心を落ち着け、寛いで、相当時間を長く取れる時刻が好都合です。もし時間中に結論が出ない場合は、次回迄持ち越すことで、軽率な解決は、却って紛糾の原因になることがあります。
主婦や、学生や時間勤務者の出易い時刻となると、仲々一致し難くなりますから、予め月によって、午前・午後・夜等に時間を摩らして取り決め、出席する人も、その日程時間に合うように、日常プランを組みます。
私は四五脳法と呼んでいますが、商店も、主婦も、早く1週に45時間勤労で、世界水準の生活が出来るよう、能率を高める研鑽をして、時間計画を樹て、月一回位は研鑽会にも出席することです。出不精の人でも、出かけると出易くなり、出るから進歩改善されて、時間的余裕が出来てなお出易くなるものです。
四五勤労とは、世界標準労働時間を意味するもので、必ずしも45時間が理想ではなく、これは今日の標準であって、将来は益々短縮され、1週10時間か5時間位の労働で済まされるようになりましょうし、又そうするための研鑽にも力めます。「働くことは人の本分」とか「労働は神聖なり」と教えていますが、牛馬や機械で出来ることを、その何分の一か何百分の一の能力で、それ等に代用して、人間が働いたり、頭を一寸一回だけ働かせておけば、いつまでもどんな省力でも出来ますのに、研究もせず、そういう仕事で額に汗して働いたからとて、神聖でも、尊い事でもないでしょう。なるべく働かないための研鑽をしましょう。
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