quinta-feira, 5 de novembro de 2009

8.知的革命の呼称と性格

 革命と云う字句についての詮索は後にしましょう。
 革命という言葉が、暴力とか血を連想さすものがあるなれば、今ここの私が知的革命私案と題して相図る、革命の意味とは、全く対照的なものであることを明示して置きます。
 私はいつ、いかなる場合にも、戦闘・暴力等、圧迫・強要・侵犯を否定するものであります。
 陰謀によらないで、こうして陽的に公表して、万人悉くが納得する、知的な行為により、闘争に換えるに平穏を、怒り、憎しみ、猜疑・羨望嫉視に更えるに、正しい理解による総親和を以てします。
 今迄、平和革命、無血革命と呼ばれたものもありましたが、この知的革命とは、闘いなる言葉は一切必要とせず、武器・暴力を用いずして、和と叡智に置換した、頭脳革命を意味し、そして確実に急速に変革するものを、知的革命と称するのであります。
 他の意志を強圧し、一方的に是なりと信ずるままを、暴力によって押し付ける革命には、犠牲を伴い、禍根を遺す惧れがありますが、知性的な革命には、そうした不合理面が生じない筈です。
 而して現在のあらゆる間違いを、急激に画期的に、大転換して、全人類が望む、過去にかつて無かった、新しい、人類あるかぎり永遠にゆるぎない、真の人間性に適応した社会、即ち本会の趣旨とする、快適な理想社会を招来するために、混乱なき世界革命を遂行せんとするものです。
 私は以下これについて説明し、諸氏の冷厳なる検討による批判と、建設的叱正を経て、志を等しくする諸氏と相共に提携し、その実現に邁進し度いと念ずるものです。

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